トミカ スカイライン GTR レーシング(JECS) No.40-2 1992年6月発売 日本製 R32型
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スカイライン GTR レーシング(JECS)
(R32型)

 1992年6月に発売された「スカイライン GTR レーシング(JECS)」(No.40)のトミカ(日本製/No.40-2)です。

 この「スカイライン GTR レーシング(JECS)」のトミカは、長谷見昌弘氏が率いる「ハセミモータースポーツ」が、1992年の全日本ツーリングカー選手権(JTC)グループA(クラス1)に投入した、日産スカイライン(R32型/BNR32)GT-RのレーシングカーのJECS仕様(ジェックス スカイライン)がモデルとなっています。

フロントビュー

 ナンバープレート部分には「GTR」と刻印されています。


 (パッケージ表記)
 スカイライン GTR レーシング(JECS)
 SKYLINE GTR RACING(JECS)
 SCALE 1/59
 トミカ 日本製 TOMY
 40
 スーパースピード/サスペンション/
 ドアー開閉

 (車体底面)
 NISSAN SKYLINE GT-R
 TOMICA © 1989 TOMY
 NO.20 S=1/59
 MADE IN JAPAN

 発売時価格 ¥360円(税3%別)
 発売期間 1992年6月~1993年7月


 2024.04.30現在




 1990年の全日本ツーリングカー選手権(JTC)でデビューした日産のスカイラインR32型GT-R(8代目スカイライン/1989年8月~1994年10月まで販売)は、1993年のJTCが終了となるまでに29戦29勝をあげるという華々しい成績を残しています。

 写真の「スカイライン GTR レーシング(JECS仕様)」のトミカは、長谷見昌弘氏が率いる「ハセミモータースポーツ」が、1992年の全日本ツーリングカー選手権(JTC)グループA(クラス1)に投入した、スカイラインGT-R(R32型/BNR32)のJECS仕様(ジェックス スカイライン)がモデルとなっていて、同年のJTCでは、長谷見昌弘選手が2勝(全8戦)をあげ、前年に続いて2年連続(前年はR32型「リーボックスカイライン」)でシリーズチャンピオンを獲得しています。

 なお、1992年の全日本ツーリングカー選手権(JTC)グループA(クラス1)には、長谷見昌弘選手は福山英朗(ふくやま ひでお)選手とパートナーを組んで「ハセミモータースポーツ」から参戦しています。

 1992年の全日本ツーリングカー選手権(JTC)グループA(クラス1)は、同じ7台のスカイラインGT-R(R32型)で異なるタイヤメーカーにより総合優勝を争うこととなったため、「タイヤ戦争」ともよばれたそうです。(長谷見/福山組はダンロップ/DUNLOP)

 日本国内や海外の自動車レースで数々の勝利をあげた日産スカイラインR32型は、現在でも人気があり、GT-Rで程度が良いものは高値で取引されているようです。


上部ビュー

 このトミカには、車体に自分で貼るシールが同梱されています。

 フロントバンパー部のオレンジ色系の帯形シール、エンジンフード上の「1 JECS NISSAN」と書かれた大きめのシール、フロントガラス上部の帯形の「JECS UNISIA」、屋根(ルーフ)上の「1」、「JECS」、リアウイング上面の「JECS」、リアフェンダーの「Castrol」、リアのオレンジ色系で「JECS 1」と書かれた帯形のシール、同じくオレンジ色系で帯形のリアバンパー部分に貼るシール、リアのナンバープレート部分の「TOMY」と書かれたシールが自分で車体に貼るシールとなっています。

 なお、上の写真のトミカのフロントフェンダー部分には、透明地に黒い字で「M.HASEMI H.FUKUYAMA」(長谷見昌弘/はせみ まさひろ、福山英朗/ふくやま ひでお)と書かれたシールも貼られています。

 これらのシールは、車体に貼ってしまった後は、トミカの管理状態がよほど良くない限り、経年劣化による色褪せや埃(ほこり)の付着、粘着力の低下による剥がれ、欠落などが発生してしまう可能性が高いです。


左右サイドビュー

 写真のトミカのホイールは「2Gホイール」となっています。

 1992年の全日本ツーリングカー選手権(JTC)グループA(クラス1)には、「JECS(ジェックス)スカイライン」として長谷見昌弘選手と福山英朗選手が参戦しましたが、1993年3月にカーエレクトロニクスのシステムメーカー「日本電子機器株式会社(JECS/ジェックス)」と自動車部品メーカーの「株式会社アツギユニシア」が合併して「株式会社ユニシアジェックス(UNISIA JECS)」となったことにより、1993年のシーズンに投入されたマシンのカラーリングは1992年から変更されて「ユニシアジェックス スカイライン」となった経緯があるようです。

 そのような経緯があったため、この「スカイライン GTR レーシング(JECS)」(No.40-2)のトミカは、1992年6月に発売されてから、わずか1年1ヵ月後の1993年7月には販売終了となり、新たにNo.40-3の「スカイライン GTR レーシング(UNISIA JECS)」のトミカが発売されています。

「スカイライン GTR レーシング(UNISIA JECS)」(No.40-3)のレビューはこちら♪

 株式会社ユニシアジェックス(UNISIA JECS)は、当時は日産直系の機能部品総合メーカーでしたが、株式会社日立製作所が同社を完全子会社化し、2002年10月1日に商号が「株式会社 日立ユニシアオートモティブ」に変更され、その後、2004年10月1日に株式会社日立製作所に吸収合併されて消滅(解散)しています。



ドアを開けた状態


トミカ内部(車内インテリア)の様子

 ハンドルとフロアシフト、座席シートなどが黒色系のプラパーツで再現されています。



リアビュー

 リア側には、テールランプ部分に「JECS 1」と書かれたオレンジ色系の帯形のシール、リアバンパー部分にオレンジ色系の帯形のシール、ナンバープレート部分に「TOMY」と書かれたシールが貼られています。

 実車のリアのナンバープレート部分にも「TOMY」のロゴが記されていて、当時のトミーが「ハセミモータースポーツ」のスポンサーとなっていたようなので、この「スカイライン GTR レーシング(JECS)」がトミカとして発売されたのは至って自然の流れなのかな、と思われます。

 Wikipediaによると、「長谷見昌弘とトミカ」は、「星野一義とカルソニック」、「中嶋悟とEPSON・PIAA」と同様に、長年のパートナーとして広く認識されているそうです。

 実際に、これまで長谷見選手がドライブしたレーシングカーやハセミモータースポーツのレーシングカーは、2007年8月20日(月)に「長谷見昌弘 レーシングスカイライン コレクション」(全6種)が発売されるなど、トミカとして多くの車種が商品化されています。



車体底面

 車体底面(裏板)には、「NO.20」と刻印されています。

 このことから、このトミカは、8代目「スカイライン」(R32型)がモデルで、1990年5月から1995年7月まで販売された「ニッサン スカイライン GTR」(No.20-6)のトミカがベースとなっていることがうかがえます。

☆1990年5月に発売された「ニッサン スカイライン GTR 20周年記念モデル 記念メタルバッチ付」(No.20-6-1/日本製)のトミカのレビューページはこちら♪









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